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■  第7回   ジョージ・シェイファー [OPI]   vol.25   1999年1月



ご存じのメーカー「OPI」の社長、ジョージ・シェイファー氏が11月にマリアン夫人同伴で、スポーン氏(OPIの極東地区社長)らと共に来日しました。一緒にいると僕が大変スマート(?)に見える、いかにもアメリカ的肥満の気のいい叔父さんである。普段はとてもラフでとぼけたイメージだが、ビジネスの話になると、MR.スポーンも口をはさめない程、スマートで計算高い。日本向きに創ったという最新のプロモーションビデオでは、とてもおしゃれで、なかなかの演技者ぶりも見せています。
OPIとは、Odontorium Products Incの略で、歯科材料の販売会社を購入し1981年にスタート。1992年のロングビーチ・ショーでデビューしました。「OPIのポリシー(使命と声明)」において、アイディア(すべての顧客に満足してもらうためにリサーチと開発による独自の製品開発)と、サービス(高品質の保証と教育面のサポート)をあげており、それを立証する様に歯科系プロダクツのノウハウを活かしたイクステンションのラインはもとより、ポリッシュ類まで、素晴らしく完成された商品類が揃っています。日本語版のプローシャー・商品カタログ類から、教育システム・技術VTR等は、おそらく、最も充実しているメーカーと云って良いでしょう。
しかし、それらを実際手にしている日本のネイリストはきわめて少なく、上手く浸透していないのが不思議なくらいです。マジックネイルの三木正光理事の発案で、来日中のシェイファー氏を招いて協会主催のレクチャーを試みました。彼は、全米の50社以上のマニファクチァが参加している団体(NMC)の会長も務めており、加盟メーカーは、良質の製品を創っていることを強調していました。
続いて、スカルプチァ商品の薬事問題(モノマーに含まれているMMAの人体に対する悪影響)に触れていましたが、スカルプチァに関してはその他の材料でも、厚生省ルールに抵触するために、人体に直接触れるにも関わらず、「雑貨」としてでなければ正式輸入出来ないと云う、根本的な問題は理解されていない。

日本での短い滞在期間では、精力的に情報収集に励んでいたが、実状は理解できただろうか。ポリシーで云う、マーケティング戦略による還元として、「OPI-JAPAN」構想があるようだが、これは実現すると大変興味があり面白い。酉の市で買った熊手で、見事お金を集めることが出来るであろうか、日本の業界向上のためにも応援してあげよう。

<1999年1月記 原文>




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